清拭についてのお話

手術入院のこと

手術入院の記録については前回,術後疼痛が酷く痛み止めの点滴を受けたところまでお話ししたかと思います。

今回からはその他の症状等について色々お話ししていく予定なのですが,以前にもお伝えした通り記憶がかなり曖昧なため . . 

まずは比較的印象に残っている身体の清潔面に関することからお話ししていきたいと思います。

術後の強い腹痛が徐々に治まっていく中で傷跡の方も順調に治癒してはいったものの,私の場合入浴(シャワー浴)が可能になったのは退院2日前くらいのことでした。

入院期間は全部で8日間でしたので,記憶の上では5日間程入浴ができなかったことになります(手術前日は入浴可能でしたからね)。

※ 硬膜外麻酔の管は歩行開始の前後辺りに,また尿の管は歩行開始~その翌日辺りには抜去していました。
私の場合当時原因不明の発熱(最高で38.6℃くらい)が続いていたため,その影響で中々入浴できなかった可能性があります。

こんなに長くシャワーを浴びずに過ごしたのはおそらく人生初のことでしたが,やはり術後は清潔面に意識が及ばないくらい様々な症状が出ていましたので,体調が安定するまでの間「早くお風呂に入りたい」と感じたり髪の毛の匂いが気になったりするようなことは殆どありませんでした。

とはいえ . .

手術当日~翌日(翌々日 ? )というごくわずかな期間であっても温かいお湯に当たれない状態が続いたことはそれなりにストレスになっていたようで,歩行練習の開始にあたりに看護師さんが清拭をしてくださった時は本当に,何とも言えない気持ち良さがあったのでした。

それまではずっと,着圧ソックスを履いて仰向けに寝たまま過ごしていましたからね。

太ももから下を拭くだけの簡単な清拭ではあったものの,ぽかぽかのタオルで素肌を拭いていただいただけでかなりのリラックス効果があったように思います。

その数日後には診察の結果特に問題なしということでシャワー浴の許可が下りた訳なのですが,個人的にはタオル清拭の時の気持ち良さの方が強く印象に残っているような気がしています。

それまで清拭に対して「シャワーを浴びるのよりも爽快感が少ない」イメージを個人的に持っていたこともあり,良い意味で意外性のある出来事だったと言えますね。

なお歯磨きに関しては歩行開始後すぐに行うことができましたし,洗顔やスキンケアもその頃から徐々にできていたように記憶しています。

次回からの記事では,歩行が可能になるまでの経緯について記載する予定です。