手術入院 24

手術入院のこと

突然の嘔吐

歩行するにあたり強い痛みが出ないようにということで,歩行練習開始前には鎮痛薬と胃薬(いずれも錠剤)が処方されました。

なお私の場合,

・ 平常時でも時々鎮痛薬で胃が荒れることがある
・ 気分的にも今は何となく飲みたくない

といった事情があったことから,

一応看護師さんに対しては当時それとなく「あまり飲みたくない」旨の希望をお伝えしていたのですが . .

” 胃薬を一緒に服用するから大丈夫 ” とのことで結局指示通り飲むこととなり,その後簡単な清拭をしていただいてから身体を動かし始めていったのでした。

ところが,服用して少し経った頃のこと . .

急激に強い吐き気が生じて我慢できなくなり,そのまま嘔吐してしまったのです(うがい受けのような容器に底1~2cmくらいの量でした)。

吐き気・嘔吐と鎮痛薬との因果関係については勿論明確ではありませんし,術後で体力が低下していたことや急に身体を動かしたこと等が影響した可能性も十分にあります。

ただ素人感覚ではありますが何となく,タイミング的にも鎮痛薬が原因ぽいな~ . .  という印象がその時はありました。

※ 一般的には多くの患者さんが問題なく服用できているからこそ処方されるのだと思いますし,上記表現は決して服薬の是非に関し追及する趣旨のものではありません。

以前の記事にて「術後の疼痛(左下腹部痛)は私が受けた卵巣がん治療の中で2番目か3番目に苦しかった」という内容のことをお伝えしたかと思いますが,それと並んでやはり2番目か3番目に辛かったのが,この歩行練習時の吐き気・嘔吐でした。

術後でまだ身体のあちこちに痛みが残っておりお腹にも全然力が入らない状態でしたので,数分~十数分間続いた強い吐き気とその後の嘔吐は心身共に,かなり堪えましたね。

結局その時はナースコール → すぐに看護師さんが来て吐き気止めの点滴をしてくださったため,程なくして症状は落ち着きました。

※ 体調が急変した際の看護師さんの俊敏さはほんとにすごいなぁ . .  と,治療中は何度も実感したものです。

因みに私の場合,治療全体を通して嘔吐をしたのはこの時1回のみでした。