普段書ききれないお話が最近少しずつ溜まってきたため,時々記事にまとめることにしました。
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第1回目のテーマは「私がこのブログを書くにあたり気を付けていること」。
全て挙げると長くなってしまいそうなので,ここでは私が特に重視している2つの点に絞ってお話ししてみたいと思います。
治療の是非を語らない
まず第一に . .
このブログはあくまでも「一患者の体験談」に過ぎない訳ですから,特定の治療を推奨あるいは否定するような表現に関しては極力控えるよう心掛けています。
※ たとえそれが標準治療を肯定する趣旨のものであっても,です。
勿論自身が治療を受けるにあたっては,診療ガイドラインを始めとする信頼できる情報源にアクセスしたり主治医に説明を求めたり . . といったことを都度行う中で病気や治療に対する理解を深めていきました。
素人とはいえ,少しでも納得した上で治療に臨みたいという思いがありましたからね。
でも,実際にその良し悪しについて論ずるとなると . .
・ 治療法や推奨グレードは最新か
・ どの患者にも適用可能か
といった点についてまで自ら判断し得るだけの専門的知識を持ち合わせていない以上,安易に「これが推奨される治療です」と全体公開のブログの中で記載してしまうことはそれ自体多くの危険性を伴う行為としてみなされかねません。
また少しお話は逸れますが「特定の治療を否定」という観点から言えば,
例えばこちらは単に辛い経験を書いただけのつもりでも,読み手には ” 治療を受けたせいでこんな酷い目に遭った ” といういわば標準治療への批判表現として伝わってしまう可能性なんかも十分ある訳ですからね。
やはり治療のことに言及する際はあくまでも自身の経験に基づいた表現を心掛け,また経験を綴る上でも「読み手にどう伝わるか」という点には十分配慮しなければいけないなと感じるところです。
以上のことから,私がこのブログを通してお伝えできるのは専ら
・ 実際に受けた治療や説明
・ 当時の気持ち
といったものに限られてくるのですが . .
自身の治療中のことを振り返ってみてもやはり実際に治療を経験した患者さんのお話というのは少なからず不安の軽減や将来への希望に繋がるものでしたので,
そういった ” 経験者だからこそ伝えられること ” を意識した記事作成は今後も続けていきたいなと考えております。
次回に続きます。