実は私の場合,リンパ節については手術前日の段階で既に「郭清しない予定」である旨を医師から聞かされており,
実際卵巣がんが転移しやすいとされている骨盤リンパ節・傍大動脈リンパ節に関しては共に残した状態のまま手術を終えています。
なぜ郭清しないのか疑問に思い私も手術前日に質問してみたのですが,どうやら私の病状では
リンパ節を郭清しないことによるデメリット(がんがリンパ節転移しているかもしれない)よりも郭清することによるデメリット(リンパ浮腫等)の方が大きくなってしまう
ことが予想されるらしく,そのためリンパ節については現状残しておく予定なのだということでした。
※ 勿論これは手術当時の私の状況や病院の方針等を含めてなされた判断ですので,ご自身のことに関しては必ず主治医や専門機関等へご確認いただきますようお願いいたします。
そのような訳で,確定診断結果の告知時には「今後リンパ節が腫れてくるようであれば再度手術をして摘出することになる」というお話も出てきたのですが . .
正直なところついこの間手術を済ませたばかりの身としてはやはり,気持ち的にすっきりしない感じが強かったですね。
摘出しなくて済むものはなるべくそのまま残しておきたいという自らの意向にはある意味合致した処置だったと言えるものの,その一方でもしかするとリンパ節転移しているかもしれないという不確定な状況は,再発や転移を心配していた当時の自分にとって一つの不安要素でもあったように思います。