最初は順調に
先に投与された抗アレルギー剤の作用により,抗がん剤の点滴が始まる頃にはかなりうとうとした状態になっていました。
実際点滴中に眠ってしまう患者さんもいらっしゃるらしく,私も「このまま眠ってしまいそう」等と思いながら心地良くベッドに横になっていたのですが . .
パクリタキセルの投与を開始しておよそ1~2分が経過した頃,突如身体に異変が起こり始めることとなります。
アレルギー症状
最初は「何となく胸の辺りがもやもやするような . . ? 」という違和感だけでしたが,そこから間もなくして非常に強い胸の圧迫感みたいなものが生じてきました。
そしてその数秒後には呼吸が酷く苦しくなり,意識はあるのに目の前が暗くなる・周りの音も聞こえにくいという状態にまで陥ってしまったのです。
すぐさまベッドサイドの同行看護師さんへ症状を訴えようとしたものの,その時は「苦しいです」という一言を口にすることさえも精一杯な状況。
それでもその看護師さんはただならぬ様子を感じ取られたようで,出入口付近に控えていた担当看護師さんを速やかに呼びに行ってくださったのでした。