術後の外来診察を控えた時期辺りから,酷く落ち込んでしまっていた私ですが . .
→ 術後の生活のこと 6
実際に初回の抗がん剤治療を終えてみたこの頃というのは自分にとって大きく2つ,気持ちの面での変化が訪れた時期でもありました。
その1つは,精神的な落ち込みから逃れる方法として「死」を意識することが殆どなくなったということ。
ここからはあくまでも私なりの解釈となりますが . . その要因としては,
① 抗がん剤点滴中の呼吸困難という現実的な身体的苦痛を経験したことにより,(身体的に)これ以上苦しい思いをしたくないという気持ちが何よりも先立つようになった
② 複数の医療者の方に緊急時の対応をしていただく過程の中で,自らの身体をもって命の有難みを実感させられた
といったことが挙げられるかと思います。
上記のような経験をしてもなお希死念慮が消えないという方も勿論いらっしゃるでしょうから,たまたま私の場合は変化があったというだけなのかもしれませんけれどね。
たとえそれが職務上当然の行為であったとしても,そのまま放っておけばどうなっていたかわからない状況の中で ” 命を守る処置をしていただけた ” という事実は,大なり小なり気持ちの変化に影響を与えてくれたように感じています。